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「社会をよくしてお金も稼げるしくみのつくりかた」

この本の著者の小暮真久さんはマッキーゼーを辞めてテーブル・フォー・ツーというNPOを作った人。

テーブル・フォー・ツーとは、協力企業の社食にダイエットメニューを設け20円高く価格設定してその20円を開発途上国の貧しい子供の給食費にする。そうして先進国(日本)の肥満を減らすと共に発展途上国の飢餓・栄養不足を解消するという一石二鳥を狙ったNPOだ。

社会貢献活動の主体は、政府とNPOと企業の3者。この本はそのうちNPOと企業のモチベーションについて書かれていると感じた。

NPOに関わる人のモチベーション

NPOに関わる人のモチベーションは以下の2つ。
  1. 「社会を良くする」という気持ち。
  2. 特化した業務を遂行する歯車としてではなく、全てのことを1人で自律的に行うことによる充実感や経験。
1.については
どんなに優秀な人を組織内に抱えていたとしても、その人のモチベーションが低く、やりがいを持って仕事に取り組んでもらえなければ、生産性の低下や無駄なコストを発生させるだけなのは多くの人が実感するところでしょう。 逆に、自分の仕事が「誰かの役に立っている、人を幸せにしている」と実感し、やる気に火がついたとき、人は驚くような能力を発揮するものです。(P.86)
とある。

2.については実際に、有名なアメリカのTFA(ティーチ・フォー・アメリカ)というNPOはアメリカの学部学生の就職先人気ランキング10位に入っており、このプログラムを終了した人材の優秀性も企業から高い評価を得ている。
GEのような企業とTFAのようなNPOで求める人材に共通している点がある。それは多様な場面において大局観をもってリーダーシップをとれる人だ(P.104)
ちょうど同じような話が最近読んだブログエントリーにあった。

リーダーシップ養成機関としてのNPO(「採用基準」より) | ihayato.news
あまり明示的に語られることがありませんが、NPOはリーダーシップ養成機関として優れた特徴を持っています。

NPOに関わる企業のモチベーション

NPOに関わる企業のモチベーションは
  1. 企業の中の人が、自社が「社会を良くする」機能を持っているんだという誇りを持てることによモラールの高揚。
  2. 発展途上国支援の場合、未開拓なマーケットのリサーチができることとファンを作れること。

12月6日に行われた出版記念イベントにも参加したが、著者の小暮真久さんの情報発信の力点はどちらかというと企業のモチベーションにあって、そういう企業にとってのメリットを情報発信することで社会貢献に協力する企業を増やす必要があるのだろうと思った。

自分個人としてはNPO自体に興味があってこの本を手にしたのだが、社会貢献に積極的な企業が少ない中で、企業の協力を増やしていくというのがNPOに取って大きな課題なのだということがよくわかった。
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