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天才!成功する人々の法則

天才!  成功する人々の法則天才! 成功する人々の法則
(2009/05/13)
マルコム・グラッドウェル

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この本は、天才=並外れた成功者が生まれるのはその才能だけではなく社会やシステムに依存する部分も大きいと主張する興味深い切り口の本。


例えば、プロ・ホッケー選手は少年時代に学年単位で選抜されるので生まれ月によってチャンスの多さが大きく異なりそれが大人になるまで影響する、ということをプロ選手の生まれ月の偏りで説明する。

また、ビートルズはハンブルグ遠征並外れて長時間の演奏をすることになり、それがビートルズの演奏力を向上させと音楽性の幅を広げた。

さらにサン・マイクロシステムズ創設者でありJavaの開発にも大きな役割を果たしたビル・ジョイやマイクロソフトのビル・ゲイツなどが才能にあふれていたことを認めながらも、コンピュータに思う存分触れられる環境にたまたまあった最初の世代であることがその成功の条件だった。実際、他にもスティーブ・ジョブスやエリック・シュミットなどコンピュータビジネスの成功者には1955年前後に生まれた人が多い。

逆に、IQ195という天才的な頭脳を持っていたのに社会的な成功を収めることのできなかったクリス・ランガンの例や子供のころの高IQが成功との相関性がなかった統計結果もある。これらは家庭環境の恵まれていなかったためにその才能を伸ばしたり生かすことができなかったと分析する。

後半では前半で述べた成功への条件となる『好機』(=巡り会わせ)や『環境』を人為的に作って成功するチャンスを広く増やすことが必要と主張する。実際の例として、ブロンクスのKIPPアカデミーは生徒の環境を変えることによって成果を挙げている。


並外れた成功の条件として、タイミングのよさやその分野に熟達するための「1万時間の法則」や家庭環境が必要という主張は実例を多く示していることもあり非常に納得でき面白かった。またそれを偶然に任せるのではなく人為的に環境を整えて埋もれている才能を発掘し伸ばすことが社会の利益に貢献するという考え方は非常に共感できる。オープン・エデュケーションの進展で環境的には整ってきた部分は多いと思うがそれをどのように個人ベースに落としてゆくのかというところが今後の課題なんだろう。

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