スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

クラッシュ

クラッシュ [DVD]クラッシュ [DVD]
(2006/07/28)
サンドラ・ブロックドン・チードル

商品詳細を見る
『クラッシュ』は2005年アカデミー賞作品賞受賞作品。ロサンゼルスを舞台とした2晩の群像劇で、連鎖反応のようにつながる事件が引き起こす人々の悲喜交々を描いた作品。

人種差別主義者の巡査(マット・ディロン)その人種差別主義っぷりに嫌気がさしている相棒の若い巡査、有権者の目ばかり気にしている検事(ブレンダン・フレイザー)と不満と偏見だらけの妻(サンドラ・ブロック)、弟のことばかり気にかけている母親を持つ黒人刑事とヒスパニックの相棒女刑事、黒人のリッチなテレビディレクターとその妻、ペルシャ人の小売店主とその娘、一見ギャングのようだが実はまじめなメキシコ系の錠前屋とその娘、黒人に対する偏見に満ち溢れているという妄想で凝り固まった黒人強盗とその友達、などが登場人物。

登場人物を見て推測されるように人種差別がそれぞれの誤解の根底にあり、それが事件の連鎖反応をブーストする。

あまりに事件が見事に連鎖してゆくので、伊坂幸太郎の小説のように最後にひとところに収斂して一気にオチるというストーリーなのかと思っていたが、さにあらず。2晩が終わって、幸せになった人、不幸になった人、偏見を取り除けた人、不幸ななかにも一縷の望みを見出した人など千差万別。でもそのことによって安易にハッピーエンドに落とすよりかえって作品に深みが出た気がする。

いちばん好きなエピソードは、メキシコ系の錠前屋が銃声を怖がる愛娘を御伽噺でだますというもの。これが別のエピソードの重大な伏線になる。それについてはネタバレになるので書かない。この2つのエピソードはあまりにベタで嫌がる人もいるかと思うけど、僕は大好き。またこの女の子がすごく可愛いんだよね。

とにかくアメリカ映画っぽくない映画で不思議な後味。方向は全然違うけど、スコセッシの『アフター・アワーズ』を思い出した。まだ観てない人は観ても損しない作品だと思います。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kaz

Author:kaz
本がとにかく好き。あとはテニス、映画、音楽、デジタル・ガジェットも。iPadラブ。

全記事(数)表示
全タイトルを表示
人気エントリー
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。