スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『ソーシャルラーニング入門』出版記念セミナー

もともと、インターネット上での教育や学びに興味があって、このブログでも
『ウェブで学ぶ』はワクワク度満点!
オープン・エデュケーションが広がってきてる
というようなエントリーをアップしている。そこにちょうど『ソーシャルラーニング入門』出版記念セミナーというイベントが開催されたので参加してみた。

今回のセミナーの登壇者は『ソーシャルラーニング入門』を翻訳したキャスタリアの松村太郎さんと山脇智志さんに加え、ブロガーとしても有名な橋本大也さん、ソーシャルメディ関係のジャーナリストの市川裕康さん、中村伊知哉慶応義塾大学大学院教授と錚々たる顔ぶれ。

とても刺激的な内容だったのでメモを残しておきます(一部記憶違いがあるかもしれません)。



松村太郎さん
IMG_0714

松村さんは米国カリフォルニア州バークレーから、Skypeを使って参加していた。

米国に引っ越ししてもiPhone4Sを手に入れれば、ソーシャルメディアは共通なのでコミュニケーションは日本の生活と変わらない。ソーシャルメディアは生活の一部として入り込んでいる。

1日あたり6億分Facebookに費やしている → 一部でも学びの時間にしたらどうなる?

SOPA問題について、英語版Wikipediaがブラックアウトし最寄りの議員の電話番号が3つ表示され陳情しようという抗議活動があった。その時に、Wikipedhiaが使えないのは結構なショックであるということがわかった。

フォーマルな学びである「学校での学び」に対して、ソーシャルラーニングは自分の欲しいときにGoogleやWikipediaで欲しい知識を得て、さらにそれを人から人へ伝えるものになっている。

日常のなかからどうやって学びを得るか?という命題について、キャスタリアではWikipediaとFacebookを組み合わせた軽いソーシャルラーニングのツール「グーカスgoocus」を開発中。

ネーミングは「ググれカス」から。他人の検索履歴から学びを得たり、自分で何度も調べたものから学びを得るサポートをするのが「グーカス」。オープングラフに対応したWikipedhiaリーダー。自分が調べた結果が他の人の学びを誘発する。検索結果から次に何を学ぶべきか分析してくれる、これがソーシャルラーニング。


山脇智志さん
IMG_0716

いま信学会とKDDIと協力して被災地の中3・高3の為の受験のサポートをしている。

ソーシャルラーニングに注目して7年前(?)にキャスタリアを立ち上げた。

慶応大学の「半学半教」という考え方がまさにソーシャルラーニング。わかる人がわからない人に教え、自分も学ぶ。
「ソーシャルラーニング」とは、オープン・エデュケーション+スマートフォン・タブレット+ソーシャルメディア。
ソーシャルラーニングとは「人と人とのつながりで学ぶ」=「半学半教」

「学ぶ」とは、自分のネットワークの質を最適化することである(ジェイ・クロス)

ソーシャル予備校yobi.co→大学受験に置けるソーシャルなつながりはあるのか?自分だけじゃなく誰かと一緒に学んで、学びをシェアする。

情報を発信し、それが人々の間を巡り、新たな知識が付加されて戻ってくることを『情報の放流』と呼んでいる。他人とのつながりを「てこ」のように活用し、自分の限界を超えて成長できる空間がソーシャルメディア。


橋本大也さん
IMG_0717

ネット上の学びの空間といえるサイトの紹介があった。
http://www.mentormob.com/index.php/learn/playlists/social-learning

Learning to love you more:70の実行命令。ex.「あなたの両親のキスの写真を撮りなさい」
side taker:2人で議論し、それを他人がコメント
ibeatYou:「俺凄いだろう」と見せびらかす映像に対し、それを上回る映像の投稿
43Things:目標最初に宣言、それをもとにブログ。同じ目標を持ったブログどうし励まし合う
covestor:自分の株式の売り買いを公開→本当にも受かっている人をフォローできる
Studay Together: 同じ教科を勉強している生徒が教え合うプラットフォーム。貢献するとバッジやポイントがもらえる
organize.teach,reward:親が子どもに家事を割り当ててポイントを与えることができる
mentormob:オンラインのコンテンツを連結して1つのコンテンツにまとめて公開できる

ソーシャルラーニング:コミュニケーションを通した学習体験→喜怒哀楽を伴う学習、情報のストーリー化、競争意識・共創意識→情動、欲求、欲望を発動→データ鵜や情報を、知識や知恵として定着

「5年以内に最上の教育はウェブからもたらされるようになる」ビル・ゲイツ


パネルディスカッション
(市川裕康さん「ソーシャルビジネス最前線」、橋本大也さん、中村伊知哉慶応義塾大学大学院教授、司会:山脇智志さん)

IMG_0719IMG_0720

ソーシャルとは人と違うことに意味がある(山脇)

違う人のなかに自分をおくことによって凄い学びがある(市川)

情報が行き渡りソーシャルが広がるほど、お互いがわかることによって違いに気付く(中村)

サンデル教授の番組と同時にTwitterで意見が飛び交った(=バックチャンネル)→これがソーシャルラーニング(山脇)

Twitterで講義をつぶやいてオッケーにすると講師側も学ぶことが多い。(橋本)

江戸時代の寺子屋をデジタルで復活=車座でみんなで学習(中村)

京大カンニング事件。これからの時代に必要な人材が一線を越えると逮捕=若い人のソーシャルリテラシのほうが先に行ってる。これからの社会に必要な人材像を明らかにする必要がある(中村)

ソーシャルラーニング関係で最も資金を集めているオープン・エデュケーションのベンチャー「2tor」では、USCは成功、?大学のMBAは9万ドルで17人。USCは卒業資格に価値があり、育児で夜しか時間が使えない女性などが利用。MBAなどの人的ネットワークに価値があるものには向かないのかも。(市川)

大学院の生徒のなかで留学生2~3割。日本に留学した目的は秋葉原。(中村)

【質疑応答】
ソーシャルラーニングはビジネスになるという点が重要。(イケダハヤト)

「同時性の重要性について?」
リアルタイムの共通性とタイムシフトの多元性が同時にできるようになったのが重要(中村)

スキルシェア(現代版寺子屋)「誰でも先生になれる」は、ネットで自分のスキルを公開して生徒を募集し、授業はリアルの場所でありコミュニティーとしての学びの場になっている(市川)

ハッシュタグを使ったバックチャンネルが盛り上がるのは同時だから(市川、橋本)

石巻プロジェクト:モバイルラーニングでもここ(石巻専修大学)にくることに意味がある(仮設住宅にすんでいる生徒)スピードは人によって自由。(山脇)

「電子書籍、ソーシャルラーニングの評価基準について?」電子教科書、ソーシャルラーニングは、学力を高めるものなのか、表現力やコミュニケーション力を高めるものなのか、学習意欲を高めるものなのか。学力だけが評価の基準ではない。社会に求められる人間のスキルが学力ではなく、例えばコミュニケーション力といったものになっている。(中村)



オープン・エデュケーションとソーシャルラーニングの違いがイマイチわかってなかったけど、このセミナーに参加してソーシャルラーニングがオープン・エデュケーションよりソーシャルメディアによるコミュニケーションまで含めた広い概念であることがわかりクリアになった。

また、オープン・エデュケーションの広がりによってあらゆる階層や年代の人に学ぶ機会が増えていることの意義に対する認識はあったが、学力だけではなくコミュニケーション力などが求められるようになってきた社会変化のなかで、ソーシャルラーニングの果たす役割というものの意義が新たな気付きだった。

コメントの投稿

非公開コメント

No title

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
プロフィール

kaz

Author:kaz
本がとにかく好き。あとはテニス、映画、音楽、デジタル・ガジェットも。iPadラブ。

全記事(数)表示
全タイトルを表示
人気エントリー
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
最新トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。