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マイナス・ゼロ

マイナス・ゼロ 広瀬正・小説全集・1 (広瀬正・小説全集) (集英社文庫)マイナス・ゼロ 広瀬正・小説全集・1 (広瀬正・小説全集) (集英社文庫)
(2008/07/18)
広瀬 正

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「マイナス・ゼロ」は広瀬正のタイム・トラベルものの傑作SF。1960年に刊行された小説だけど、今読んでも最高に面白く、全く古さを感じさせない驚異的な作品。一時は絶版になっていて、結構な値段で売られていた記憶がある。

2008年に復刊された時の文庫本のチラシには

不朽の感動に満ちあふれた作品世界に書店員さん大絶賛!!
「日本人によって書かれたタイムトラベル小説の最高傑作。」
「今読んでも古びてない、むしろ風味が増していてさらに熟成している名作」
「当店店長が十年以上前に読んで、今も印象に残っているという一冊。」
「奇抜なアイデア、どんでん返し。ぜひ、もう一度売りたいし、売れる!!これは。」

さすが目利きの書店員さん。すべて言い尽くしてますね。新刊だったら「本屋大賞」に選ばれること間違いなしでしょ。

ストーリーは、空襲のさなかに主人公は隣に住む「先生」から憧れの啓子さんを18年後に迎えにきて欲しいと頼まれる。そして見事にタイムトラベルした啓子さんを迎えることができるのだが、今度は自分がタイムトラベルする羽目に・・・というもの。

僕はタイムトラベルものでも、タイムパラドクスをメインとしたアイデア中心の作品は好みじゃなくて、行きたい時代に行けなかったり、会いたい人に会えなかったりでハラハラしたり切なかったり感情を揺さぶってもくれる作品が好き。「マイナス・ゼロ」はその代表。何層にも入り組んだタイムラインとそこでの登場人物の思いが最後には見事に収束。ほんと何度読んでも惚れ惚れする。

しかも主人公は昔の日本に一人放りだされても全然めげずに、技術者としての知識を生かして前向きに生きてゆくのが、また好ましいところ。

僕の中で「マイナス・ゼロ」に近い位置づけの傑作タイムトラベルものは、ハインラインの「夏への扉」。こちらもハラハラしたり切なかったり。タイムトラベルものとラブロマンスって食い合わせがいいと思う。そういえば、こちらも主人公は前向きな技術者だった。
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)
(2010/01/30)
ロバート・A. ハインライン

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あとタイムトラベルSFの傑作は、ケン・グリムウッドの「リプレイ」。こちらは何度も何度も人生を繰り返す男の話で、これも切なかった。日本では北村薫のタイムトラベル三部作「スキップ」「ターン」「リセット」。特に「リセット」は泣けたな~。
リプレイ (新潮文庫)リプレイ (新潮文庫)
(1990/07)
ケン・グリムウッド

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リセット (新潮文庫)リセット (新潮文庫)
(2003/06)
北村 薫

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映画では「バタフライエフェクト」が断トツ。この切なさったらないね。最後のシーンで街の喧騒が消えた一瞬にオアシスの「Stop Crying Your Heart Out」がそっと流れる。痺れる~。
バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]
(2005/10/21)
アシュトン・カッチャー、エイミー・スマート 他

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本がとにかく好き。あとはテニス、映画、音楽、デジタル・ガジェットも。iPadラブ。

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