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ネットの恐ろしさを肌感覚に訴える『オーディンの鴉』

オーディンの鴉オーディンの鴉
(2010/04/07)
福田 和代

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『オーディンの鴉』は小飼弾さんが以下のように大絶賛していた作品なので、読んでみたいと思っていた。

『オーディンの鴉』はプロのネットワークエンジニアの私が読んで、はじめて納得が行った現代ITサスペンス。

小飼さんが絶賛するだけあって、確かに面白かった。

東京地検の検事が主人公。家宅捜索の対象だった国会議員が自殺し、その原因を探って行くうちに、議員が「ネットでの晒し」にあっていたことを知る、というところからストーリーが始まる。

2チャンネル、youtube、ニコニコ動画、mixi、Twitter、Flickr、携帯百景、オンラインゲームというような実際のネット上のアイテムを上手に使って、ネットを利用した犯罪をリアルに描いてる。

特に「ネットでの晒し」の恐ろしさや陰湿さは現実のものとして知られているので、肌感覚に訴えるところがうまいと感じた。

小飼さんははじめて納得がいったということだが、ネットを舞台としたミステリは他にも面白い作品があると思う。

少し古くなるが、グレッグ・アイルズの『神の狩人』。出会い系SNSを利用して天才的なサイコパスが猟奇殺人を繰り返す。それをSNSのシスオペの主人公が追いかけるというもの。これはめちゃくちゃ面白くて何度も読み返した作品。絶版になってしまっているのが勿体無い。ネット部分に若干の古さはあるかもしれないが、姿の見えない相手との駆け引きのスリリングさは今でも十分通用すると思う。傑作です。
神の狩人〈上〉 (講談社文庫)神の狩人〈上〉 (講談社文庫)
(1998/08)
グレッグ アイルズ

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神の狩人〈下〉 (講談社文庫)神の狩人〈下〉 (講談社文庫)
(1998/08)
グレッグ アイルズ

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もう一つは、ストーリーテリングの名手ジェフリー・ディヴァーのリンカーン・ライム・シリーズ第8作『ソウル・コレクター』。リンカーン・ライム・シリーズはどれも面白いのだが、これも負けず劣らず面白かった。恐らくモデルになっているのはGoogle。膨大な個人情報を知りうる立場の企業が持つデータを悪用されたら、というサスペンス。『オーディンの鴉』と似た問題意識だが、Googleというモデルがある分、僕にはこちらの方がより現実的に感じられた。
ソウル・コレクターソウル・コレクター
(2009/10/29)
ジェフリー・ディーヴァー

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本がとにかく好き。あとはテニス、映画、音楽、デジタル・ガジェットも。iPadラブ。

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