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ジェフリー・ディヴァーの『ロードサイド・クロス』は鉄板の面白さ

ロードサイド・クロスロードサイド・クロス
(2010/10/28)
ジェフリー・ディーヴァー

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『ロードサイド・クロス』はジェフリー・ディーヴァーの「キャサリン・ダンス」シリーズ第二作。ジェフリー・ディーヴァーの作品は当たり外れなく面白いが、本作品も文句なしの面白さだった。

ジェフリー・ディーヴァーではデンゼル・ワシントン主演で映画化された『ボーン・コレクター』から始まる「リンカーン・ライム」シリーズが有名だが、この「キャサリン・ダンス」シリーズは、「リンカーン・ライム」シリーズ第七作『ウォッチメイカー』にも登場した人間嘘発見機と呼ばれる捜査官キャサリン・ダンスが主人公のスピンオフ・シリーズ。

ストーリーは、交通事故をきっかけに、運転していたオタクの高校生がネットで「祭られる」。そして高校生をディスった人たちが次々に予告とともに命を狙われ、キャサリン・ダンスはそれを阻止しようとする、というもの。

関連記事
「ブログで自滅する人々(第1回)~ブログで「祭られる」人々」(日経トレンディネット)
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/col/20051101/114110/

題材としてはネットにおける匿名での悪意に満ちた中傷で、少し前にエントリーした福田和代の『オーディンの鴉』湊かなえの『夜行観覧車』と同じ。どれも面白い作品だったが、ストーリーテリングにかけてはやはりジェフリー・ディヴァーは一枚も二枚も上手だった。

どのディーヴァー作品でもそうだが、どんでん返しの連続のジェットコースター的ストーリー展開。最後の最後まで息が抜けない。ほんとこれは職人技だね。その安定感は凄い。

さらにディーヴァー作品で素晴らしいのは人物描写だと思う。これだけ派手なストーリー展開を仕掛けながらも、登場人物がすぐそこにいる知人のようなリアリティを持っている。しかも主要人物は欠点はもっているけどすごく魅力的な人物として描かれていて感情移入しやすい。このあたりがディーヴァー作品が安心して読めるところなんだろうと思う。

エンターテイメント系の小説が好きな人には絶対の自信を持ってお勧めできる一冊です。

これはシリーズ第一作
スリーピング・ドールスリーピング・ドール
(2008/10/10)
ジェフリー ディーヴァー

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ジェフリーディーヴァー

こんにちは。ロードサイド・クロス読まれましたか!?キャスリンダンスはどうよ?と思いましたがやはり鉄板でしたね。
リンカーン・ライムシリーズの最新刊の翻訳が待たれるところです。
最近は原発関連の本ばかり読んで気分が鬱々としております。気分転換にと「よしもとばなな」が毎日新聞の書評欄で「残酷な神が支配する」(文庫で全10巻)を萩尾望都作品の中で一押しにしていて、読んだことがなかったもんだから手に取って読み始めたらこれがまた、つらくて重い作品で、全く気分転換にならず、暗い連休週間の幕開けとなってしまいました。
そういえば、某NPOが義援物資を募集していて小説もOKとあったので、埼玉から国連大学前の受付けまで運びました。一般的に読みやすそうなので日本人が書いたミステリーに限定しました。おかげで書棚の上に平積みになっていて危険な存在だった連中が少し減りました(笑)

Re: ジェフリーディーヴァー

キャスリンダンスよかったです。僕が読んだこの本多分YKさんの本ですよ。ありがとう。新しいリンカーン・ライムシリーズ楽しみですね。

「残酷な神が支配する」はきついですね。僕も1回読んだだけですぐに売っぱらいました。最近の萩尾望都だったら「バルバラ異界」(全4巻)が超お勧めです。これは面白いです。
http://amzn.to/jCRO76

危険な存在はうちも同じ。今回の地震&余震で何回か崩れ落ちましたw
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